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【VOL.46】"OLD - NEW に思うこと" - スケルトン-インフィル

(2009/01/22 高橋 隆博 )
私は建築に向かう時、絶えず「時の流れ」を意識してきた。

そしてここ数年頭の中に「"古い"とは何か……、"新しい"とは…..」という疑問符がしばしば現れる。
これらは、「時間」との関係は否めないながらも形容詞としてこの言葉が使われる時、その基準は至極曖昧かつ多様な意味をもつことに気付く。また、"古いから新しい"という不可解な現象も時として起こる。

私は古い物に心を奪われる事がある。しかし新し物好きでもある。

自己分析の結果、単に多趣味というよりは結局、"古い"とか"新しい"ではなく"趣"と"歴史"という事になる。

私が真剣にスケルトン-インフィル(SI)を模索し始めたのは5~6年前からだろうか。
最近でこそ巷にこの"SI"という言葉が氾濫してきたが、それらには物足りなさを感じるが多い。それは"SI"の内容は別として物理的な技術面に終始しているからである。(中には技術的にも未熟で実際は現実的且つ経済的でないものも多すぎるが…..)

本来、"SI"とは建物を長持ち(長生き)又は長く活用する為のひとつの技術的手段に他ならない。
されど「何の為に…」「どんな風に….」という目的や願い(意志)が短絡的では"趣"は生まれないと考える。

私は手段としての"SI"を用いる時も絶えず「時のながれ」の中に生き続ける"OLD - NEW "を考えずにはいられない。



天井:網代 =古くある素材、古さが「味」になる素材。
上り下りの手がかり、転落防止:竹 = 色、艶の変化。容易な交換。


畳:古くからある空間、素材と居心地。
座卓:先代から残る裁縫台をリメイク

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