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【VOL.139】階段室を考える/その空間活用法。

(2009/03/16 松永 務 )
 2階建ての住まいに必ず存在する階段室。
この空間、実は住まいの中で重要な
役割を担っている空間なのですが、
これを単に階段室、つまり上下階を繋ぐ
動線のみとして捉えると、
その効用の半分しか活用しないことになります。

まず採光や通風を意識すれば、住まいの中で階段の窓→個室の欄間→個室の窓
という自然な空気の流れに沿った換気を考えることができます。
ここに意識を持つと、おのずと窓の位置や種類も違ってきます。

最初の写真は、採光を最大限に取り入れるため事例です。



建物は木造ですが、階段に鉄骨を併用したスリット階段、
ガラス建具(採光/景観)+網戸(通風)+ステンドガラス戸(趣味と光)
というこの住まいのための階段となっています。

次の写真は、階段室脇の厨房のための食器棚のスペースとして、階段上部を活用して事例。



28坪の店舗併用住宅で2階厨房となるため、食器棚スペースを設ける
平面上の余裕が全くないため、階段室上部に張り出して電子レンジや炊飯器置き場と
その上に食器棚を併設しています。また、店舗との関係で階段が南側に位置するため、
このスペースの背面を透明なポリカーボネート板として
食器棚越しにも光を取り入れるように工夫しております。

3番目は、これまた6畳しか取れない主寝室のために天袋付き押入クロゼットとは別に、
これまた階段室上部にクロゼットを押し込んだ事例。



この場合は、2階の床からの高さが75cmほど上げないと、階段室で頭が当たってしますので、
通常の使い方では無理となりますが、ここでは、造作ベットを製作しておりますので、
その上で使うようになっています。

最後は、ちょっと一般的ではありませんが・・・、
着付け教室に使用するマネキンの収納とディスプレイを兼ねた使用方法です。



このように階段室の上の空間は、吹き抜けのままとしているケースが多いと思いますが、
そこに接する空間や位置、階段自体の構造も併せて考えますと、
様々な可能性があることがお判りになるかと思います。

これを機会に、皆さんの階段室、見直されてみてはいかがでしょうか。

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2017/10/14 16:37 | ten
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