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【VOL.165】海を臨む地域密着型の病院

(2010/07/26 藤田 修功 )
年初に日立市にオープンした地域密着型の47床整形外科病院です!!
■ 当病院を計画する上でのコンセプト。
構造規模は
敷地面積:約6.650㎡(約2010坪)
延床面積:約2.950㎡(約 893坪)
鉄筋コンクリート造 3階建てです。
    約2年程前に初めてこの場所に立って感じたことは 山並みを背にして海への遠景が期待できそうだ と言う事と 敷地が傾斜地である事がキーポイントになるように思え この2点を計画上の大きなキーワードとして捉えました。
遠景を最大限に取り込みながら 人の集まる場所を積極的に計画しつつ 光と風・四季の変化を感じていただける様にする事で 治療やリハビリをしている患者さんたちの励みになりながらも 患者さんのためにがんばっているスタッフの方々が 明るく・気持ちを込めて患者さんと接し合える場 にしたいと言う思いをこめて計画に入りました。
    傾斜地に尽きましては 一般的にはマイナス条件と思いがちなのですが ローコストを考える上で逆に積極的に活用して 有利な条件へ変換されていくような建物のボリューム配置を考えながら 現状の敷地高低差をそのまま生かして 土工事や造成工事を最小限に押さえることを考えました。
また 通常の病院建築には 駐車場が手前にあって 車の間をアプローチして入り口にたどり着くような建物が多いように見受けられるのですが そんな味気なさを少しでも解消するために 敷地の低い方になるべく車を集約させ目立たなくさせる事で アプローチ側から入ってきたときに 人間の視線を車の方ではなく メイン玄関の大きなキャノピーの方に自然に招き入れられるようにしているのと 表の公道から敷地内に入ってきた車を あえて一旦遠景の在る海側のほうに向かわせてから回り込んでメインのアプローチまで誘導する事で 建物に対して奥行き感と ちょっとした豊かさへの演出効果も狙っています。
 
    建物の方は 地下1階がスタッフの専用ゾーンになってまして スタッフ用の専用入り口や厨房・会議室が集約されており スタッフやサービス車両等の動線が患者さんと交わらないようにしております。
また スタッフ専用の食堂はアメニティーの充実を意識して 前庭と連動させており 常に外部の緑を取り込みながらも メインのアプローチ側からは傾斜を利用した一段低い位置にある庭を介しておりますので スタッフがくつろいでいる姿を外部からなるべく見せないようにしております。
具体的な内部は次回に紹介します。

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