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【VOL.173】信州カラマツ材木製屋根開発

(2011/02/20 青木 和壽 )
信州カラマツ材木製屋根の開発

信州カラマツ材の特性を活かした無垢信州カラマツ材屋根材の開発を行いました。
市街地でも木製屋根が使用できるようにするためには、屋根葺き材の飛び火性能評価試験を行い、国土交通大臣認定を受ける必要があります。
2月に性能評価試験を財団法人建材試験センター中央試験所で行いました。
今回開発した屋根のデザインは縦葺きと横吹きの2種類で、屋根勾配30°まで対応でき、断熱材なしから厚み150㎜まで対応します。
試験には不利な木材保護塗料を塗って試験を行いました。
試験は機械化された他の防耐火試験に比べ、とてもシンプルなものですが、建材自体の性能が高く求められるものです。

試験機の様子です。まん中に試験体があり、左の送風機から風速0.1mの風がでます。
火種を2箇所において、30分間試験を行います。炎が試験体より飛び出すか、火が屋根を貫通したら試験は不合格となります。



横葺きの試験状況です。
最初の種火を置きます。 2分後2個目の種火を置きます 30分後試験終了(合格)


横葺きは種火部分の延焼だけで、30分以内で鎮火しました。種火下の燃えしろは13㎜でした。

縦葺きの試験状況 炎が溝に沿って試験体から出ています。


縦葺きは屋根材が燃えたのではなく、種火の炎の延焼範囲が縦に集中し、炎が試験体を出てしまいました。
これは、金属屋根でも同様な状況になります。
この屋根材の開発により、市街地でも外装5面を信州カラマツで仕上げることができるようになります。

さて次は、無垢信州カラマツ材による大断面中層建物開発です。

 

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