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【VOL.177】温故知新・瓦、欄間、丸太梁、格天井は再利用

(2011/05/25 松永 務 )

 解体工事が始まりました富士の住まい。
50年ほど前の建物ですが、
夏暑く、冬寒い、さらに増築に増築を重ねて、
リフォームでは、耐震性・断熱性
そして肝心の機能性を含めて、
与条件である要望を満たせない。
 
そこで解体して、新築ということになりましたが、
そこは、歴史を積み重ねた住まい。
いろいろと新しい家に、継承していけるものがあります。
 
まず、屋根瓦。
今回は、金属屋根となりますが、
下ろした瓦は、外構の床仕上げとして再利用。
解体にかかる部分の既存の石畳は、
敷き直して、新しいアプローチへと接続。



内外部に見えていた、差し渡し8mで、
ほとんど太さの変わらない、通直の丸太梁は、
新築の広間のほぼ同じ位置、方向で再利用。
 
玄関と応接間の2つの格天井は、
洗い直して、加工して1つの格天井に再生し、
新たな玄関の天井へ。
 
玄関、和室、書院にあった欄間や建具の組子。
これらは、建具の中に組み込んで、
温故知新の体現に。





建物全体のカタチも、以前の風情を残し、
ご家族の心象風景や歴史を継続しつつ、
耐震性・断熱性・省エネ性の格段に向上した
新しい住まいへと今年・年末に生まれ変わります。

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