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【VOL.178】少し明るい話を

(2011/06/07 三原 栄一 )
 2011/06/08

ADコラム

 

少し明るい話を

 コスト削減と建築品質の向上という、一件相反する努力は、心ある建築家ならば日々精進して立ち向かっている課題であると思います。

 

 コスト削減の1番目は、たとえば手作りでない工業製品を多用すれば簡単なのですが、その工業製品が大量に販売されなければ在庫を抱え、逆に負債となります。そしてその製品が、建築家の仕様にかなう製品でなければならないという条件も兼ね備えなければなりません。

 そこで大手建材メーカーとのコラボレーションです。現在某ビックメーカーと建具や枠・幅木材から始まり、いろいろとトライアルしています。

 

 2番目は、人件費の削減です。といって、単純に工賃を下げたのでは建築そのもののクォリティを下げる可能性が大です。手間の掛からないグッドデザインの追求は不可欠と考えています。

 

 3番目は、無駄な作業やタイムラグをなくすか、そして業種を絞り込む提案を施工会社と共に検討することです。

 

 以上の3つを、ここで引き渡した3つのプロジェクトをとおして実証しました。その結果、数年前より温めている計画の一つ、建売分譲住宅のプロデュース参入に、その応用としてプロトタイプの住宅を当てはめられることとなりました。

 

 通常の個人住宅設計監理を通じて可能となったトライアルが、パワービルダー一辺倒の建売業界に新しいうねりを与えられるか、これから実践してきたいとスタッフ一同さらに研鑽しています。併せて、オリジナルの収まり検討にも新しい視点が加わり、次世代の建築設計のあり方にも探求中です。

 

土地コンサルタント事業の新たなる展開

 土地探しからのお手伝いも活気を帯びてきました。当然よい情報の多くは、地元の信頼おける不動産仲介のプロからですが、このネット社会となった今、お客様自ら検索されて見つかる場合もあります。但しその場合も入口(申込)ひとつで、購入額やその他の経費に開きが出ます。そのノウハウは、単純ではなく、長年のおつき合いを通じて生まれた信頼関係の礎が基本となっていることは言うまでもありません。

 大震災後、一時的に止まっていた不動産ビジネスですが、ここ湘南では他地域にはない活発な動きが起こっています。これからはスタッフもこのシステムを学んでもらい、より活性化して行きたいと考えています。


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