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【VOL.181】10年前 半年前

(2011/09/27 青木 保司 )
今月11日は、10年前の大事故、半年前の大災害からの節目として、いろいろ注目された日でした。あの日、自分はどこで何をしていたか、はっきりと記憶に残る、残ってしまった日でもあります。

半年前は当然記憶に新しく、横浜へ電車で移動中、トンネルに差し掛かったところで緊急停車し1時間ほど缶詰になりました。幸い停電にはならなかったので暗闇になることはなかったのですが、周りの状況がまったくわからず、携帯もつながらず不安な時間をすごしました。係員の指導で運転席の脇から降車し、駅まで線路上を歩くなど、まさかこんな状況になるとは思ってもみませんでしたが、東北ではもっと悲惨なことが起こっていたとはその後に知った次第です。
横浜で友人と会い、帰宅困難者になりかけましたが家人に迎いに来てもらい何とか無事に帰宅しました。これがもし首都圏直下型の地震だったりしたら本当にどんなことになるのか、想像するにも恐ろしく思います。でもいつかその日は来てしまうのでしょう。日ごろの心構えはしておきたいと思います。

10
年前は、ちょうど同居の父、母ともそれぞれ旅行に出かけていて、夜テレビを見ていて緊急のニュースになりました。2機目の衝突のあとの映像が流れ、WTCビルから黒煙が流れている映像でした。誰もが思ったであろう、これは何? 何が起こったの? という感じでした。その後に起こったことはとにかく衝撃的なことで、繰り返される映像にただただ圧倒されるばかりでした。ハワイにいた母は帰国が遅れ、アメリカの知り合いもちょうど日本から米国に向かう機上中で、アメリカには入国できずにカナダに着陸させられたそうです。


10
年前の出来事と半年前の出来事がたまたま11日という同じ日付だったことで、今後もいろいろと注目されていくと思いますが、それにしても起こった日時の末尾も同じだったとは。この前後でいろいろな価値観などが変わってしまった転換点としての出来事の、奇妙な一致が不気味に思われてなりません。


WTC
北棟1機目突入 2001911日午前846分(米国東海岸時間)
東日本大震災       2011311日午後246


ここであらためて、東日本大震災により被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。


 

建設当初のWTCビル。日本では考えられないプロポーションです。1本では単純なビルですが2本並んでいることがとても印象に残るシルエットとなっています。設計はシアトル出身の日系米国人建築家ミノル・ヤマサキです。NYのスカイラインの象徴だったのですが、とても残念です。



WTCビルの見上げです。NYには1997年と2002年に訪れました。今年この地にはThe National September 11 Memorial & Museumがオープンしました。http://www.911memorial.org/

 

 


 

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