Architects Desk Home > COLUMN > 【VOL.182】「ふるさと信州・環の住まい」リフォーム住宅

【VOL.182】「ふるさと信州・環の住まい」リフォーム住宅

(2011/10/07 青木 和壽 )

家族人数が増えた家族と減った家族の住宅リフォーム計画です。
両方とも築22年の住宅で、
信州型エコ住宅「ふるさと信州・環の住まい」リフォーム認定住宅です。


<家族が増えた住宅のリフォーム計画>

 標高1350mにある小さな家を家族構成(4人)に合わせた住宅にするリフォームと増築計画です。

既存住宅は平屋でロフト(ハシゴ)のある吹き抜空間がありました。この吹き抜け空間に階段を設置し、吹き抜け空間を
通って増築部分にいくようにしました。吹き抜け空間を明るくするためにトップライトと、庇部分の屋根をガラスに換え明る
さを確保しています。

 増築部分は塔のようにし、子供室としました。増築部分は長期優良住宅と同じ性能を確保しました。暖房は吹き抜け空
間にある大型の薪ストーブです。
 母親離れできない子供が、リフォーム後子供だけで寝るようになったことから、奥様は「家ってすごいと思いました」と
話していました。
  

 

南側外部(右側2階建て部分が増築)           1階リビング               吹き抜けと2階子供室
 

<家族が減った住宅のリフォーム計画> 

 子供たちも独立し、夫婦2人だけの住宅リフォーム計画です。既存住宅が都市計画道路内にあるため、新築は条件付
き建設となるため諦め、永く使える住宅へのリフォーム計画としました。

 既存住宅は部屋数が多く住宅中央に明るさがありませんでした。そのため階段室の位置を変え、階段室による吹き抜
け空間を利用して明るさと通風の確保、吹き抜け空間に設置した暖房としての薪ストーブの熱が対流して家全体にいき
わたるようにしました。
それでも暗さののこる2階廊下部分にトップライトを設置しました。

 部屋を隠ぺいできる天井までのドアで間仕切るようにし、ドアを収納した時に広い空間が確保できるようにしました。

耐震改修と断熱改修、高齢者対策を行い、住宅性能表示の構造安定等級2、温熱環境等級4、高齢者への配慮等級4
を確保しました。
 フローリング・階段材はすべて信州アカマツ材です。

    

 

         1階階段室廻り           階段       2階廊下                 2階寝室
 
 2010年から始まった「ふるさと信州・環の住まい」事業における認定住宅の新築は約300棟を超えました。リフォーム
は基準条件(県産材利用率50%以上かつ5m3以上)を満たす住宅が少ないようです。またCASBEE戸建て新築(総合
環境性能)の評価委員による評価も適用条件です。この「ふるさと信州・環の住まい」の取り組みは国内外にも評価され
ています。
 「ふるさと信州・環の住まい」には助成金制度があり、リフォームは40万円、新築は100万円が施主へ支給されます。

 今後、新築は長期優良住宅が基準となり住宅は永く使用することになります。既存住宅リフォームへ住宅市場は変わ
ることは確かです。


コメント

コメント

ニックネーム

Column

Comments

Tag