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【VOL.184】共同建替え

(2011/11/07 市川 均 )
  

 こんにちは、アーキネットデザインの市川均です。今回は、『共同建替え』というちょっとかわった家づくりを紹介します。

 これは、敷地の狭い小さな家や建替えが出来ない家など、自分だけで建替えるのが困難な家が密集した住宅地を、隣近所が一緒になって共同で建替える家づくりの方法です。

 この『共同建替え』のメリットは上記の通り、

1、廻りに家が密集していて日当たりなど住環境が悪い

2、敷地が狭い、道路がないのできちんとした家に建替えられない

など、自分だけではどうしても解決出来ない事情を抱えている家を、何件か同時に建替える事で、それらの問題を解決出来る事。また、これらの家づくりには、国や自治体の補助が受けられるので、建替えのコストが軽減出来る事が大きなメリットとなります。

 では、デメリットというと、

1、何軒かの家を同時に建替えるためには、関係する人たちの事情を時間をかけて調整しなければならない。このためにみんなが協力しなければならない。

2、きちんとした信頼出来る建築家になどのコーディネーターがいない。

などがあるので、実例がまだまだ少ないのが実情です。

 今回は、この紙面でこれに関して詳しく説明する事は出来ませんが、このように地域の人たちが協力する事で、自分たちの家や地域は大きな費用を掛けなくても改善する方法がある事だけを知っていただければ幸いです。

 興味がある方は、是非私の事務所までご連絡いただければ個別に詳しく対応させていただきます。

 添付した事例は、岩手県花巻市で5年以上の歳月をかけて先月完成した『こっぽら土澤』です、震災もなんとか切り抜け完成した、5軒の『共同建替え』でした。ここは、商店街でもあるので、お店と家を同時に建替えています。

写真1:建物の平面イラストです。地階と1階が店舗、2階が高齢者向け賃貸と分譲住宅、3階が地権者の住宅です。
 

 
写真2:メインの県道側のお店が並ぶ外観です。
 
 





写真3:1階のエントランスホールです。


 

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