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【VOL.207】市民と建築家のキョリ

(2013/09/11 高橋 隆博 )
 最近は、Webの発達と浸透につれて多くの情報を得易くなりましたが、誰でもが簡単に発信できるが故、
それらの情報の質や信憑度の判断が難しくなっています。

 一方、建築家に設計を依頼する割合は私が建築を志した時分とくらべ随分多くなりました。マイホームを建築家に~はもとより、我家のリフォームを建築家で!.......などと、かつて程「特別な事」ではなくなりつつある反面、「やはり建築家は敷居が高い」とか「誰が良いのか判らない」という声がまだまだ多く聞かれます。建築家側も多種多様になり、市民の皆さんが迷うのも無理も無いと思います。(特徴、個性、職域からレベルや人格まで……様々)。もっともっと建築家側が市民との距離を縮め開かれた存在に(PRという言葉はどうも好きでない)努める必要があると思います。(メニューに料金が乗っていない寿司屋やレストランを目指している所はそれはそれ。)


 つい先日、8月末に行われた建築学会大会(北海道)に引続き、4月より公益法人となった日本建築家協会(JIA)の大会「JIA建築家大会2013北海道」が、9月5日(thu)~7日(sat)まで札幌で行われました。前者は団体や大会趣旨の違いから仕方ないですが、JIA(日本建築家協会)の大会は昨年の横浜大会にひき続き、大きく市民に開かれた大会でありました。


 3日間にわたり大きく2つの会場内の至る所で様々なプログラムが開催され、式典や基調講演や10近くの講演やシンポジウムを行った札幌市教育文化会館では、基調講演など多くの市民の姿が見受けられました。そしてもうひとつの会場は、札幌駅から大通公園まで開通した「チカホ」(札幌駅前通地下歩行空間)です!札幌市民の大動脈ともいえる空間のあちらこちらを使って行う、展示、セミナー、シンポジウムやワークショップ等々は、正に開かれた大会にふさわしい光景でした。近年開通という奇麗な広大な地下通路(永遠とつづく広場?)は流石札幌といった空間、木曜~土曜といった札幌市民の日常と休日から観光客までが溶合った文化的な世界がとても印象的な大会でありました。今後は建築家がもっと社会へ出て専門家としての社会貢献をすることも、施工会社の設計やハウスメーカーの設計とは異なる建築家への理解にもつながっていくことでしょう。

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