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【VOL.76】熊本薫蒸杉を構造材や床材に多用した逗子の家

(2009/01/22 三原 栄一 )
例年の順番でいくと、今回の紹介コラムはボランティア事業の報告となりますが、事業内容は、VOL07VOL29で紹介しているので今回はさらっと紹介します。


完成した模型を前に、参加したこどもたちが言った言葉 「楽しかった。また参加したい!」。2日間、昼飯以外ほとんど休憩も無かったのに、である。

小学校では考えられないほど、知識や体験を短時間に吸収したにもかかわらず、みんなは「疲れた」ではなく「楽しかった」という言葉が出たことに喜びを隠せない。

そして一見して、模型づくりやミーティング中に飽きてしまっていた子も、スタッフの言葉や提案に集中して望む姿には、感心させられた。

「今どきの子供」は、すごいのである。

いや、今の昔も変わらない、おもしろいこと、楽しいことには皆目がないのである。

情報が氾濫し感動が薄れている昨今、こんなシンプルなところに、参加した子供やスタッフの学生、社会人達共通の感動を与えていることに、私自身少なからず驚き、そしてほくそ笑んでいる次第である。

続きまして、皆様へのニュースとして、熊本薫蒸杉を構造材や床材に多用した逗子の家の紹介です。

主構造は在来ですが、床と小屋組は2×4の面剛性、構造壁も筋カイでなく構造用合板でとっています。
木材を薫蒸するとどうゆう利点があるかご存じですか。

簡単に言うと、木材が経年成長でねじ曲がった諸処の変形を矯正し、且つヤング係数等の木材強度が薫蒸後に上がるのです。

つまるところ、素直で強い木材に変身するわけで、木造の梁と言えば松、と言う連想を口走るプロが多い(小生もその1人)中、杉の梁には少々驚きでしたが、効能を知り現物を見るにつけ、改めて勉強した次第です。

現在、この薫蒸工法をもっと生かせないか思案中です。
良いアイデアありましたらご一報下さい。


来年は、これからの設計事務所経営についてリニューアルする予定です。

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