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【VOL.86】田園都市OLD-NEW-宮前平M邸

(2009/01/22 高橋 隆博 )
さて、梅雨も本番、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今回は私どもの日頃のプロジェクトの中から最新(ほやほや)の住宅を御紹介を致します。


-その前に少々……

高度成長時代ら完全に豊かな時代に移っていたはずの1970年代。
マイホームということばも完全に一般に広まっていました(私の少年時代)。
間取りや外観など、一見豊かに見えたこの頃の家々……..。今、「老朽化?」という名の基でこの頃の家が次々と建て替えられている。これは明らかに「デザイン」「工法」「素材」のどれをとっても「時間の流れ(時代)」への配慮が乏しいのひと事につきる。
「老朽化?」そんなはずはあるまい。欧米では私より当然の事「年上」の家々がそこら中にあり、その多くはとうてい私よりも元気で脈々と文化を築いている。
建築においては単なる物づくりで終わってしまってはならないと常々考える。
「どう、時を刻んでいくのか…..」たとえ変化しながらも「どう、価値あるものとして生き続けるか…..」
この事を私は考えずにはいられない。
「田園都市OLD-NEW-宮前平M邸」


このプロジェクトは都心近郊の私鉄沿線に30年程前に開発された旧分譲地=かつての新興住宅地内に於ける建て替えであります。
当時、娘さんの誕生と時を同じくして注文住宅でお建てになった家ながら、御家族の家への欲求不満と老朽化?(残念ながら、これも御家族にとってこの先何十 年と有効に活用するにはしのびないものでした)を理由に、定年を迎えた御主人の定年を期に建て替えの運びとなりました。

顔や形は人それぞれ、住まいにおいてもそれは同じ事(趣味嗜好、価値観)。
細かな説明は割愛して、とある御家族の住まいとして御覧ください。
(残念ながら外構や植栽等々の外廻りは現在工事中です。)

計画全体
   
この御家族に於ける、将来的な有用性(同居型2世帯での生活も視野に入れながら)と耐久性、耐震性から構造は重量鉄骨のラーメンとしながら将来変化に追従する様に壁面は全て木造下地とし、上物と同サイズの地下(1 roomの車庫+収納)を有する。

主張のある外観にしたいとの要望に対し、時代に左右されないソリッドなシルエットを重厚な石(美しく汚れていく)と軽快な金属(汚れぬくい)による構成。

ベージュの石垣部は家庭菜園を主とした庭。
この周囲の植栽とアプローチ(写真左)のゲートおよび植栽は現在工事中。
計画全体


この家ではシンプル且つモダンな一連のLDKがハブ空間(中枢)であり全てのエリアへはこの空間から。
(手前リビングとダイニングを間仕切る大形引戸<ガラス,天井まで>は壁面に引き込まれた状態)

左側手前(ガラス戸)~エントランス、左側中(ガラス戸)~階段(2Fへ)、左側奥(サイドボードの奥)~洗面,バス等々、右奥ドア~奥様の趣味の部屋。。。。。

計画全体
 
計画全体


2階へ階段を上るとガラっと趣きの異なるホールへ。第2の居間ともいえるこの空間が個室郡からなる2階プライベートフロアのハブ空間(中枢)となる。

奥様の念願叶った清潔感あふれるキッチン。左は洗面、浴室、サニタリーへ。右の扉は奥様の趣味の部屋(洋裁がすごいんです)。ゆくゆくは御夫婦の寝室に。奥の勝手口から外部サービスエリアへ(外部流し等々)。
計画全体

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