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【VOL.91】ベネッセアートサイト直島

(2009/01/22 松永 務 )
香川県高松市の北約13km、岡山県の宇野港からフェリーで20分の瀬戸内海の小島。
面積は、8.13km2、人口3,600名。

しかし、ここには安藤忠雄設計の美術館一体型ホテルや米国で有名な現代アート作家と協働した地中美術館、そこには、2m×6mものモネの睡蓮の部屋も。
町なかでは、まちなみ保存と家空間そのものを現代アート空間として作品化した家プロジェクト
そして、ここにも安藤設計の南寺

どうして、この小さな島に蒼々たる人々が集まっているのか。


この島にある三菱マテリアル直島精錬所では大正時代から銅の精錬がおこなわれ、その排ガスと廃水で島の緑が荒廃してしまいました。その後、辛抱強く施された植樹と環境対策のお陰で、美しい風景が徐々に復活してきました。

緑の復活と島の振興をサポートしているのが、通信教育等で有名なベネッセコーポレーションです。
1987年から世界に誇れる自然と文化の島を標榜し、18年に渡り様々なアートプロジェクトが展開され、ベネッセアートサイト直島として、今なお変貌と発信を続けています。

http://www.naoshima-is.co.jp/first.html





最初の写真が、ベネッセハウスと呼ばれる美術館一体型ホテルです。
楕円形の別館と併せて安藤建築と現代アートを堪能しつつ、滞在できる贅沢なホテル。

さらに、この奥にあるのが地中美術館。その名の通り、美術館自体はすべて地下に埋め込まれ、現代アーティストのウォルター・デ・マリアやジェームズ・タレルと安藤建築のコラボレーションは、圧巻の一言。

地中にありながら光と影が織りなす時の変化(マリア)、天井のない(空)オープンスカイや二次元から三次元へと変化するオープンフィールド(タレル)。言葉ではとても表現できない、感性に訴えかける永久展示には、魂を揺さぶられます。

この建物は厳しい写真規制のため写真はありませんが、見るより体感するという形容がピッタリ。
これらは直島の南端にあり、傍のシーサイドパークにはテントやパオ等の宿泊施設も備えており、来年6月には、ここにもホテルが開業する予定。




本村地区には、古いまちなみを一般の人々の住まいとして残しつつ、その中の民家を改修して、現代アートを展示していくというユニークな家プロジェクトが展開されています。


そして、そこにも木造の安藤建築・南寺

かつて、南寺があったところに新築された建物で、人々の精神的よりどころを表現しています。

中は、漆黒の暗闇。そこに、座りながら待つこと15分程度。
暗闇に慣れた目に見えてくるものは? そして、その正体は?

これは、是非体験してお確かめ下さい。



この他にも、石井和紘設計の直島町役場や小中学校等々。

この島を訪れる人は、きっと新しい精神の発動を感じ取ることができることでしょう。

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