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【VOL.117】伊勢志摩一泊二日の建築旅行

(2009/01/22 澤近 泰之 )
先般、設計関係のとある団体で伊勢志摩に一泊二日研修旅行にいって来ました(真面目な旅行です!?)。
今回はその研修リポートとします。

見学スポットとしては、初日の「伊勢神宮」と二日目の「海の博物館」ですが、伊勢神宮は以前より一度訪ねてみたいと思っていたこともあり、非常に印象深いものとなりました。

式年遷宮と呼ばれる20年に一度行われる大きな祭典のために、八年間にわたり数多くの祭と行事を積み重ね遷宮を完成させるという壮大なプロジェクトが1300年もの間、変わらず続いていることに底知れぬ深淵さを感じます。それゆえ式年遷宮は意義深い日本独自の精神文化の継承であり、同時に建築的な工法や技術の伝承の点から、建築文化の継承でもあるといえます。



これまで何度か写真でみてはいるものの実際に目にした内宮は、思ったより小さく意外にモダンとも思えるシルエットでした。唯一神明造の内宮は、 他の宮社との比較においてもそのシンプルな形状は、素朴でありながら荘厳さをもって佇んでいます。そして内宮を取り囲む環境の一つ、参道に立ち並ぶ天然杉 やその他の樹木は神域の森厳さを保ち、内宮へ向かう人々の精神を徐々に高揚させる環境構成になっていることを実感しました。


内宮


今回の見学施設は「伊勢神宮」に限らず内藤廣氏設計による「海の博物館」しかり、改めて建築と地域環境、建築と外構、建築と街並み、建築のインテリア、といった相互関係性を強く意識しました。

 


海の博物館


家づくりの場合も、それぞれの関係性のなかに、造り手の独りよがりな思いでなく、真に住み手の深い思いを反映することができれば、住宅も「満足」を越えた 「感動」の領域に入ることができるのかもしれません。
家づくりを通じて感動を与える、そんな気持ちをいつまでも忘れずにいたいものです。

初日の伊勢神宮見学後、おかげ横丁を散策したおり、試食につられて名物の赤福饅頭の出来たてをお土産に買ったものの、次の日はバスの荷台にのったまま。東京駅に戻りふと売店に山積みされた赤福を見た後は、「これ~本場(?)の赤福!」と訳の分からぬ説明とともに土産を手渡すことに・・・。

ま~それもこれもささやかな旅の思い出ということでしょうか。



おかげ横丁のウォーターフロント

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