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【VOL.125】札幌・小樽-建築旅行

(2009/01/22 澤近 泰之 )
今秋、北海道は札幌~小樽と旅行にいって来ました。
今回はその時の建築見学の報告とします。  

札幌は、旧小熊邸モエレ沼公園札幌ドーム、そして小樽は主に歴史的建造物の見学を予定していましたが、札幌ドームは日本ハムファイターズの日本シリーズ戦にあたり、残念ながら見学はかないませんでした。



印象に残る建物として、旧小熊邸は、F.L.ライトに師事した建築家、田上義也が北海道帝国大学教授の小熊博士の住宅として1927年に建てたものです。その後1996年に市民による保存を考える会が設立され、1998年には移築、再生され、今も喫茶店として市民の憩いの場となっている建物です。
この保存再生活動は行政・企業・市民が一体となって取り組み、保存し活用するという望ましい保存の形態が実現出来たモデルケースと言えます。

デザインはまさにライトそのもので、ライトの影響の強さが伺えます。


F.L.ライトの影響が色濃い旧小熊邸の外観

「過去の多くの建築家が師事する建築家のコピー(模倣)に始まりコピーを重ね、いずれは自分のオリジナリティーを創って行くプロセスを歩んでいました。
現在はIT機器により瞬時に膨大な情報を得る事が出来る時代です。地域性や時代性についての認識も昔のそれとは異なってきています。今は色々な意味で、また様々な分野で簡単にコピー(複製)が可能になっていますが、本来のコピー(模倣)と比較するといかにも短絡的で表層的な理解に過ぎないのかもしれないなあー?」などと旧小熊邸の店内でコーヒーを飲みながらとめどの無い思考をめぐらせてしまいました。  

 


現在喫茶店になっている旧小熊邸の内部


その後の建築家、田上義也の作品はどんな方向に展開していったのだろうか?
などと缶ビール片手に想像していると、バスはいつのまにか小樽へ到着。

腹ごしらえにと昼食に立寄ったお鮨屋さん(事前に穴場情報入手)で食べたお鮨は、今回の旅行のハイライトであったかもしれません。秋の北海道、目によし、口によし、印象に残る旅行となりました。  

 「偽」が新聞雑誌でおどり、今年の漢字に選ばれたことは誠に残念な事です。
来年は「儀」が選ばれる様なわきまえた生き方を心掛けたいものです。

 2008年がよい年になることをお祈りします。


モエレ沼公園のガラスのピラミッド外観

ガラスピラミッド内部

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